◆スピード(作詞:谷口正明 作曲:ことぶき光/谷口正明)
スピード 1G こっそり 取り引き わすれたいんだ わすれたいんだ
スピード 1G 背骨が 軋むよ わすれたいんだ わすれたいんだ
東京のスピード 東京でスピード 二度と二度と二度と二度と二度と
いいのがはいった いいのがはいった いいのがはいった いいのがはいった 

首都高にのっかれ 東京タワーのオレンジ 空をそめてる 嘘のような 夜桜 
おもちゃみたいな レインボーブリッジ 東京湾も きらめいて 
きれいだな きれいだな なくようだ わらうようだ
滑るように タクシー 東雲へ 東雲へ いいのがはいった いいのがはいった 

東京のスピード 東雲へ 東雲へ 東京でスピード 東雲へ 東雲へ
二度と二度と二度と二度と二度と二度と二度と二度と二度と二度と
バイバイ バイバイ バイバイ バイバイ バイバイ バイバイ

◆水門(作詞:谷口正明 作曲:ことぶき光/谷口正明)
水門をくぐる船を 空からみれば あの水夫は おまえのようだ
よごれた顔で 飯を食ってた おまえのようだ まるい たましい
あの鳥は平気 あの鳥は平気 あの鳥は空にのまれて  
水門をくぐる船を 空からみれば あの水夫は おまえのようだ
よごれた顔で 飯を食ってた おまえのようだ 

◆印(しるし)(作詞:谷口正明 作曲:ことぶき光/谷口正明)
パレード、おまえの中から。パレード、夜は夜毎月を噛る。ひかる楽器。なんども名
付けられ、なんどもあきらめて。捨てて捨てて、また放り出されて。楽器をなでて。
そんなパレード。立ち上がりほこりを払い、歩きだす。前を行く奴は見えない。後ろ
は霧。赤い螺旋の笛。吹けば響く。笑われているのか。試しているのならゲスなこと。
とてつもないもの。見えない。とてつもないもの。この胸を破って出てこないのか。
この僕を破って。この僕の胸を破って。

それでもいつか、きっと、星の囁き合う夜に、あの子に印を付けにいく。星の囁き合
う夜に、あの子に印を付けにいく。うわさ通り。いいつたえ通り。尻尾の付いた服を
着て。あの子の手をとって、赤い螺旋階段を降りていく。あの子には白い翼があるけ
れど、小さすぎて飛べやしない。だからそっと、降りていく。あの子の手をとって。

◆龍の泡(作詞:谷口正明 作曲:ことぶき光/谷口正明) 
ターンテーブルの上で眠ってやがる。回ってやがる。
吐き出す泡。昇っていく泡。そうなりゃもう、どこで暮らそうが同じこと。
泡の中に戦地。慌てて駆けたら地雷にやられちゃったな。
恋人の鼻に粉を詰めて、一緒に行けばよかった。すまなかったな、一人で行って。
血の匂い。恋人の匂い。火薬の匂い。豪雨、落とすドラゴン。匂いを消しにドラゴン。

地下室のウーハー。龍の肺をモニター。地上に何の雨が降るのか。今はよくわかる。

恋人の舌に紙を乗せて、一緒に行けばよかった。すまなかったな、一人で行って。
血の匂い。恋人の匂い。火薬の匂い。豪雨、落とすドラゴン。匂いを消しにドラゴン。

地下室のウーハー。龍の肺をモニター。地上に何の雨が降るのか。今はよくわかる。


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