◆Tail Song(作詞:谷口正明 作曲:谷口正明/ライオンメリイ) |
あわてて逃げる馬の背で らっぱ吹いてさようなら
まだ明けきらぬ朝ぼらけ 眠いまぶたこする君の窓 寝ぼけた街に蹄の音ひびけば 誰もが皆おなじ夢のとりこ そのときかすかに 聞こえているのさ テイルソング 国境線の見張り兵 あくびのすきに駆けぬけろ いまにも空が落ちてくる 鉛のように重い空 砂漠のはてに愛の泉は枯れて 誰もが皆熱い砂をかむよ そのときかすかに 聞こえているのさ テイルソング 僕はただの夜のしっぽさ 君はただの朝のみかづきパン 僕はただの夜のしっぽさ 君はただの朝のハチミツさ 世界をすてた記念日は リボンがとけたバースデイ キャンドルのほのおには 夢みた明日が燃えあがる |
◆赤塊(せきかい)(作詞/作曲:谷口正明) |
帆に風はらんで 海を切り裂いて
僕の赤い塊(かたまり) 僕の赤い心根(こころね) 入道雲の陰にかくれる あなたと恋がしたい 入道雲の陰にちらり姿 あなたと恋がしたいんだ 僕はカモメにもなれるぜ 僕は魚にもなれるぜ 僕はカモメにも化けるぜ 僕は魚にも化けるぜ 海は重く鈍く歌をうたうだけ 海は重く鈍く歌をうたうだけ おうい見ろよ おうい見ろよ ありゃなんだ 甲板から跳ねて 光の玉となって 海の底へと帰っていく ありゃ一体なんだ 風が胸をあらう 風が胸を笑う 帆に風はらんで 海を切り裂いて 僕の赤い塊(かたまり) 僕の赤い心根(こころね) 入道雲の影にかくれる あなたと恋がしたい 入道雲の影にちらり姿 あなたと恋がしたいんだ おうい見ろよ おうい見ろよ ありゃなんだ 甲板から跳ねて 光の玉となって 空の底へと帰っていく ありゃ一体なんだ 風が胸をあらう 風が胸を笑う 風が胸をあらう 風が胸を笑う |
◆カバンがない(作詞/作曲:ライオンメリイ) |
電車を降りるまで 荷物は二つ
カバンがない カバンがない あわてて追いかける さっきの快速 カバンがない カバンがない 離ればなれなれど キミを求めて ナイテナイ ナイテナイ 藁をもつかむ 笑わば笑え ナイテナイ ナイテナイ 梅雨前線南下して 手をつないだりなんかして ナマンダ ナマンダ 昼からドシャブリだ キミとも久しぶり ナマンダ ナマンダ 眼鏡が曇ってる それ見て笑ってる ナマンダ ナマンダ 透明な管になり キミに入りたい ナマンダ ナマンダ これでお仕舞い これでお仕舞い ナマンダ ナマンダ |
◆下界は春の夜(作詞:谷口正明 作曲:イキル/echo-U-nite) |
遠く高く 遠く高く
オルガンが鳴ってる オリオンが歌ってる 複葉飛行機のプロペラ 遠く高く 遠く高くと 鳴ってる 歌ってる 鳴ってる 歌ってる おうい そこから何が見える おうい 歌って聞かせて 見えるよ 青い夜に菜の花いっぱい そこから見上げる あなたがわかるよ もう何も もう何も覚えちゃいないけれど あなたのことはわかるよ 遠く高く 遠く高くと あなたに歌っているよ 下界は春の夜 あなたに歌うよ あなたに歌うよ あなたに歌うよ |
◆Fisherman's Soup(作詞/作曲:坂本弘道) |
真昼の影は熱いよ あふれる砂は食べられる ガラスのようなサイレン 頭のなかでくり返す 壊れる時 生まれてきた 声よ響け 水の奥へ 声よ響け 水の奥まで |